私は、本屋で偉いお医者さんの書いたという
パニック障害を治す本を立ち読みしていて、
予期不安に襲われて、あわてて逃げ出したことがあります。
治す本を読んで具合が悪くなるなんて…
立ち読みでしたので文句は言えませんが、
それにしてもひどいですよ。
みなさんも同じような経験はありませんか?
では、どうして具合が悪くなったのでしょうか。
私の場合は、パニック障害の具体的な症状や体験談を読むとアウトでした。
共感し過ぎて、不安をもらってしまうんです。
(過去記事にも書いています→こちら)
それなら読まなければいいのでは?
と思われるかもしれませんが、
詳しい症状と治療法とが織り交ぜてあることもあり、
そこだけ飛ばして読むというのが難しいんです。
それに体験談は書いてあると、つい読みたくなるんですよね。
別にパニック障害の方の日記や体験記をはいいんですよ。
あれは最初から体験したことを書いてあるんだと分かっていますから。
読むときもそのつもりです。
困るのが克服法や治す方法といったタイトルのものです。
治す方法が知りたくて読んでいるのに
それで具合が悪くなっては…。
そこで私がブログを立ち上げる際に最初に思ったのが、
安心して読めること、です。
そのため、私がダメだったこと、つまり
発作につながるような病気の症状や具体的な体験は
このブログでは、書かないようにしています。
どうしても必要なときは、表現をぼかしたり、
○○といった伏せ字にしてあります。
なるべく、不安を与えないようにと気をつけていますが、
運営上、使わざるを得ない言葉や表現もあります。
たとえば、パニック発作や恐予期不安といった言葉は
このブログでもたびたび出てきます。
私は、これらの単語にも過剰に反応していた時期がありましたので
同じようにダメな方はいるだろうなあと思います。
不安のきっかけは人それぞれですからね。
気になる方は、読むときには注意して下さい。
最初にも書きましたが、
私は、パニック障害の本を読んで
「やばっっ」
と逃げ出したことは何度もあります。
それでも、中には安心できるものもありました。
そのような本は、読んでいて「優しい」んですよ。
表現や言葉が、読み手に「優しい」のです。
私もそんな記事が書ければと思っています。
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