よく心と体はつながっているといいます。
辛くても無理矢理に体を動かしていると
いつの間にかネガティブな気持ちも忘れています。
あるとき、ゆっくり動いていると
気持ちが落ち着くことに気づきました。
そこで、発作が起こりそうになったとき、
試しにゆっくりと動いてみたら、
思った以上に効果があったので紹介します。
発作が起こりそうになると、恐怖に襲われ
体はカッと暑くなり、心臓はバクバクします。
どうにかしなければと気持ちは焦り、足に力が入ります。
まさしくパニック状態です。
そのようなときに、あえてゆっくり動いてみて下さい。
できるだけゆっくり。
スローモーションや連続コマ送りのように、
止まらず、なめらかにゆっくりと動く。
動きは何でもいいです。
髪の毛をなおしてもいいし、携帯電話をとりだしてもいい。
それをゆっくりとやります。
これはやってみてみると分かるのですが、
けっこう集中力がいります。
一歩踏み出すだけでも、太ももを上げ、膝を伸ばして、足をつく。
腕でバランスをとるのもゆっくりです。
指の一本動かすのでさえ神経を使って下さい。
そして、できるだけ力は抜きましょう。
そうやって、意識を体の隅々にまで行き渡らせゆっくりと動きます。
うまく集中してゆっくり動くことができれば、
パニック状態から脱して、気持ちが落ち着いてきます。
発作が起こりそうになると、体も心も言うことをきいてくれません。
勝手にパニック反応を起こしてしまいます。
ゆっくり動くことは、自分で体をコントロールすることになります。
そうやって、まず体のコントロールを取り戻すします。
体が言うことをきいてくると、それに従って心も変化してきます。
強制的にゆっくりと動くことで、
焦る気持ちから落ち着きを取り戻せるはずです。
注意点としては、止まってはいけません。
硬直したり固まるのは恐怖の反応です。
意識しながらちょっとずつ流れるように動くのがコツです。
あと、思っている以上に、発作中にゆっくり動くのは勇気がいります。
スローモーションの間、恐怖にさらされることになりますので。
耐えられずにひどくなることもあるので
けっして無理をしないようにして下さい。
このゆっくり動く方法は、ある瞑想をヒントに思いつきました。
うまくいくと落ち着きを取り戻せて、気持ちをリセットできます。
気を紛らわせる他の方法と併用して
発作から気を反らすのに利用してみて下さい。
最後に
カテゴリ:予期不安を抑える方法 [コメント:0]
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